FStateManの使用手引
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はじめに
機能および特徴
操作手順
画面構成
ライブラリフォルダの構成
制限事項
ご意見

はじめに

FStateManは、財務諸表管理システム(Financial Statement Manager)の略です。
FStateManは、金融庁(EDINET)に提出された財務諸表の電子ファイル(XBRLファイル)をダウンロードして、 管理・表示するプログラムです。

XBRLファイルは、冗長な構造をしたファイル構成になっています。
そのために、財務諸表を簡単に迅速に表示することができません。
FStateManは、XBRLファイルを財務諸表の形式に変換してデータベースに登録します。
これにより、財務諸表の表示および解析が瞬時に行えます。

財務諸表は、提出された有価証券報告書と同じ形式で表示します。
財務データは時系列データとして、表あるいは棒グラフで表示します。
これにより、その企業の将来の財務状況を直感的に予測できます。
複数企業の財務データを並列して表示できます。(表あるいは、棒グラフで表示します。)
また、複数企業の売上高営業利益率などの財務比率を並列して表示できます。
財務比率は、企業規模に無関係なので複数企業の財務状況を比較するのに適しています。

提出書類の文字情報をPDFファイルで表示できます。
有価証券報告書の注意書きやセグメント情報等の詳細な情報が参照できます。
登録した財務データをcsvファイルに出力できます。
これにより、財務データを容易に加工することができます。

機能および特徴

  1. データ収集・登録の簡素化
    データを登録する企業を設定できます。
    登録する文書の種類を設定できます。
    この機能によって、日々のデータ収集・登録が簡単に実行できます。
  2. 財務データの時系列表示
    企業の財務状況の時間変化を簡単にみることができます。
  3. 財務比率の表示
    企業の財務状況を客観的な数値で評価できます。
  4. 複数企業の財務状況の比較
    同業他社との財務データが簡単に比較検討できます。
  5. 公表された有価証券報告書をPDFで表示できます。
    有価証券報告書に記載されている詳細な文字情報を調べることができます。
  6. 財務表を表示頻度順に並べ替えて一覧表示されます。
    頻繁に調べる財務表が上位に表示されるので、簡単に財務データを表示することができます。
  7. 登録企業の一覧表示が次の形式で表示できます。
    文書提出日順
    業種別
    EDINETコード順
    注目企業のみ

    この機能により、調べたい企業の財務データが簡単に素早く表示できます。
  8. 登録された財務データをcsvファイルに出力できます。
    財務データを自由に加工することができます。

操作手順

ここでは、FStateManを使用する手順について述べます。

概念図

ファイルの説明

EDINETサイト
FStateManは、API(application program interfase)を利用してEDINETサイトから情報を取得します。
提出書類一覧情報
提出日に金融庁に提出された書類の情報が提出時刻順に保存されています。
提出された書類の提出者あるいはファンドとその書類のXBRLファイルあるいはPDFファイルを関連付ける情報が含まれています。
XBRLファイル
文書の内容を定義しているファイルです。
データ項目は、事前に定義されたタグで管理されています。これにより、複数企業で、容易に同一の勘定科目のデータを比較することができます。
タクソノミファイル
データ項目を分類した定義情報です。
XBRLファイルから財務諸表を作成するために参照する必要があります。
EDINETコード、ファンドコード
提出者あるいはファンドの情報が保存されています。
EDINETサイトからダウンロードできます。
FStateManは、提出者あるいはファンドはEDINETコードあるいはファンドコードで管理しています。
このファイルが参照できないと、提出者あるいはファンド名が表示できません。
登録企業
XBRLファイルが登録されている提出者(企業)あるいはファンドの最新登録日が保存されています。
財務諸表データベース
XBRLファイルとタクソノミファイルを基に作成した財務諸表データを提出者あるいはファンド毎にファイルに保存されたいます。

FStateManの起動

FStaeManインストール時、ライブラリフォルダはパッケージフォルダに作成されます。
パッケージフォルダの内容は、FStateManをアンインストールすると自動的に削除されます。
作成した財務データを残したい場合は、[ファイル][ライブラリフォルダの設定]メニューでライブラリフォルダを別の場所に設定することを強くお勧めします。

コードリストの登録

コードリストファイルの登録手順

  1. [設定]>[EDINETダウンロード]メニューを選択して、EDINETコードリストのダウンロードページを表示します。
    ページの下部のダウンロードボタンを押下してファイルをダウンロードします。
  2. [設定]>[ダウンロードファイル登録]メニューで、EDINETコードリストとファンドコードリストを登録します。
    コードリストを登録しないと提出者名やファンド名が正常に表示されません。
この時に、XBRLファイルの自動登録する企業を設定しておくと便利です。

提出書類一覧情報の取得

[書類一覧]メニューを選択し”書類一覧”画面を表示します。
当日あるいは過去の提出日に提出された提出書類一覧情報をEDINETサイトから取得します。
提出日を当日に設定した場合は、現在時刻までに提出された書類が表示されます。

設定で、表示する書類を登録する文書のみに設定しておくと便利です。
XBRLファイルを登録する文書のみが表示されるので、データ登録が簡単にできます。

XBRLファイルの登録

”書類一覧”画面で、必要なXBRLファイルを選択して登録します。
この時、参照しているタクソノミがローカル環境にない場合は、ネット上から自動的にダウンロードされます。
登録企業情報も更新されます。
登録した企業の財務表が、FStateManで表示できます。

画面構成

ここでは、機能ごとの処理について述べます。
処理の詳細は、それぞれの画面のHelpを参照してください。

ほとんどのメニューやボタンにアクセスキーが設定されています。
設定されているアクセスキーは、Altキーを一回押下すると表示されます。

設定

実行環境を設定します。
ここでは以下の項目の設定ができます。

ライブラリフォルダ設定
[ファイル]>[ライブラリフォルダの設定]メニューでライブラリフォルダを変更します。 ライブラリフォルダは、データベースを保管しているフォルダです。
ローカルPC上に設定することも、NAS(network-attached storage)上に設定することもできます。
NAS上に設定しておくと、LANで結合されたすべてのPCから参照することができます。
途中で、ライブラリフォルダの場所を変更する場合は、古いフォルダ上の全サブフォルダを新しいフォルダにコピーすることにより、 それまでのデータがそのまま使用できます。
過去の提出書類一覧情報収集
メニュー[設定]>[過去の書類一覧]で、過去5年間の情報を収集することができます。
有価証券報告書は、5年間閲覧期間が設定されているので、5年前までの報告書を参照することができます。
この処理は、サーバーへの負荷が高いので、平日の夜間あるいは休日に行ってください。
良識ある行動を期待します。
コードリストファイルの登録
メニュー[設定]>[EDINETダウンロード]でEDINETコードリストファイルのダウンロードページを表示します。
EDINETコードリストとファンドコードリストファイルをダウンロードします。
メニュー[設定]>[ダウンロードファイル登録]を選択して、事前にダウンロードしたコードリストファイルを登録します。
コードリストは、提出者の基本情報あるいはファンドの基本情報を含んだデータです。
EDINETでは、提出者及びファンドは、EDINETコード及びファンドコードで管理されています。
提出者やファンドを名称で表示するためにこのリストを事前に登録しておく必要があります。
コードリストは1年に一回程度ダウンロードして登録してください。
また、ファンド名などが不明と表示された場合にも最新のコードリストを登録してください。
EDINETコード一覧
メニュー[設定]>[EDINETコード]を選択します。
XBRLファイル自動収集提出者を設定することができます。
ファンドコード一覧
メニュー[設定>[ファンドコード]を選択します。
XBRLファイル自動収集ファンドを設定することができます。
ライブラリフォルダ
ライブラリフォルダを表示します。
テンポラリフォルダ
テンポラリフォルダを表示します。
PDFファイルを表示した場合は、このフォルダにPDFファイルが作成されます。
フィードバック
プログラムの問題等を発見した場合は、お知らせください。
利用者のフィードバックは貴重な資産になります。
ご協力をお願いします。

書類一覧

EDINETに提出された書類の一覧情報を取得します。
この情報を基に必要な書類のXBRLファイルを登録したり、PDFファイルを表示します。
自動収集提出者に設定された企業のXBRLファイル登録は、ワンクリックでできます。
提出日を当日に指定すると、その時刻までに提出された書類の一覧情報が取得表示されます。

提出書類一覧情報は、提出日に提出された書類の情報リストです。
EDINETに提出された書類は、書類IDで管理されます。
XBRLファイルの登録、あるいは書類のPDFファイルを表示するために書類IDが必要になります。

書類一覧画面

企業一覧

XBRLファイルが登録された提出者を”登録企業”として、一覧表示します。
FStateManが対象にするのは登録企業だけです。
XBRLファイルが登録されていない企業やファンドは表示されません。

画面の左端の企業選択リストは”企業選択方法”の切替により、
提出日順
注目企業
業種順
コード順
で表示できます。

未登録企業でも、”書類一覧”画面で提出書類のPDFファイルを表示することはできます。

登録した財務データを表形式、棒グラフで表示できます。
売上高営業利益率などの財務比率を表示できます。

”書類一覧”ページで当該企業の提出書類の一覧を表示できます。

企業一覧画面

企業比較

複数の企業を選択して、財務データを比較します。
複数企業のデータを表形式、棒グラフで表示できます。
複数企業の財務比率を表示できます。

ログ

メッセージログが出力された場合は、画面の下に表示されます。
ログは、削除することができます。
ログが削除されると表示領域は自動的に隠れます。
削除方法
ログ表示領域でマウスの右ボタンを押下し、ポップアップメニューを表示し”クリア”を選択します。

ライブラリフォルダの構成

ライブラリフォルダは、

から構成されています。

【注意】
ライブラリフォルダ内は、すべて文字列ファイルで構成されているため、このフォルダに圧縮属性を設定しておくとディスクの使用スペースが少なくて済みます。
大体、半分程度のスペースで済みます。

データベースフォルダ

FStateManが作成したファイルが保存されています。

タクソノミフォルダ

EDINETのタクソノミファイルが保存されます。
XBRLファイルを登録するときに参照しているタクソノミは自動的にEDINETサイトからローカルフォルダにコピーされます。
参照しているタクソノミファイルがローカルに存在する場合は、そのローカルファイルを使用します。

【注意】
EDINETサーバー混雑時、サーバーからタクソノミファイルが正常に取得できない場合があります。
このような場合は、タクソノミファイルをEDINETサイトから直接ダウンロードしてローカルフォルダにコピーすることをお勧めします。

EDINETタクソノミのダウンロードおよびローカルフォルダへのコピー方法

  1. メインメニュー[設定]>[EDINETダウンロード]を選択します。 ブラウザーにEDINETタクソノミのダウンロードページが表示されます。
    一般的には、「00 . 全様式一括」の必要な年度のファイルをダウンロードします。
  2. メインメニュー[設定]>[ダウンロードファイル登録]を選択します。
    ダウンロードしたタクソノミファイルが列挙されます。
    目的のファイルを選択して”登録開始”ボタンを押下します。
    ローカルフォルダのタクソノミ

タクソノミファイルの登録

制限事項

金融庁のEDINETサイトにアクセスします。
インターネットに接続できる環境が必要です。

ご意見

FStateManに関する感想・要望等があればお聞かせください。

メニュー[ヘルプ]>[フィードバック]でもご意見を送ることができます。
皆様の意見は貴重な資源と考えております。